子ども自身は依存症の病識が無い、治療意欲が低く受診に同意しない、けれども子どものネットの問題により家族は困っているという場合、家族相談も受け付けております。特に、まだ親の保護下にいる年齢のお子さんは自分のネットの使い方に問題を感じる機会があまり無く、「これくらい普通である」と考えがちです。そのような状態のお子さんを無理やり病院に連れてくることは、かえって親子の信頼関係に悪影響を及ぼします。
例えば、こんなことをしていませんか?

  • 子どもが夜遅くまでゲームをしていたら文句を言いに部屋に行く
  • ゲーム中に注意をしたら無視されたため、無理矢理コンセントを抜いたりWi-Fiを切る
  • 朝起きてこないため何度も起こしに行く
  • スマホを没収してどこかに隠す
  • テストの点数が悪かったり何か失敗をしたときに「スマホばかりやっているからよ」と指摘する
  • 昼夜逆転して学校に行けていない子どもに「いつになったら登校するの?」と問い詰める

ネット依存症の家族相談
上記の行動は「イネ―ブリング、世話焼き」「直面化」と言われています。こういった行動を家族が続けているうちは本人がネットやゲームの問題を認めて治療を受けることは不可能です。むしろやっていることを隠そうとして嘘をつく、会話を避ける、言い合いになるなど関係性は悪化の一途を辿ります。治療の提案をするどころではありません。しかし、家族が適切な対応を身につけることができれば、本人との信頼関係を築きなおし、問題と向き合うためのサポートをしていくことができます。
ネット使用についてオープンに話し合える良好な関係性ができて初めて、本人を治療につなげるチャンスも出てきます。ネット依存者のご家族には以下のプログラムの参加をお勧めします。

1、家族勉強会

毎週 月曜日 10:20~11:50
全5回で依存症とはどういう病気なのか、その特徴や推奨される家族の関わり方や持つべき考え方など、依存症の基本的な知識を学びます。

2、CRAFT(クラフト)

毎週 木曜日 13:35~15:05
全8回で本人との良好な関係性を築くための考え方や声のかけ方について、実践を通して具体的なコミュニケーションを学びます。

3、家族教室

第二 木曜日 13:35~15:05
第四 木曜日 13:35~15:05
毎回スタッフが持ってくるテーマに沿って家族自身の考えや感じたことなど、体験を話します。他人に話せないような内容でも同じ問題を抱えたご家族同士であれば、安心して話ができます。