薬物依存症とは

違法薬物(シンナー、覚醒剤、大麻、コカインなど)を止めたいと思うのに止めることができない。また「合法薬なら安全だ」と、市販薬や病院からの処方薬を乱用し、日常生活に支障がきたしていませんか?

薬物依存症には次のような特徴があります。覚醒剤、大麻などの薬物は非合法なため独特な入手方法をとります。携帯電話やインターネットが手放せなくなったり、ある特定の場所に買いに行ったりします。覚醒剤や大麻を使用すると、ラッシュ(多幸感)が出現します。この心地よさ故に繰り返し使用し止められなくなります。知覚がより鮮明になり感覚刺激が強められるため、幻覚や幻聴が出ることもあります。

最近では脱法ハーブの使用者が増えてきています。自動販売機やカフェなどで気軽に入手でき比較的安価なため広まっているようです。 脱法ハーブは成分が不明瞭なため急性の中毒症状が出ても解毒が困難なことがあり危険です。早いうちにご相談ください。

当院は通院専門のクリニックですので、家事、仕事を続けながら薬物依存症の治療に取り組めます。また重症の場合は日中夜間を通した治療が必要になります。その際は、クリニックの近くに当院附属のグループホームがありますので、そこからの通院であれば安心・安全な治療環境を提供できます。ぜひ、仲間と一緒に、薬物依存症の治療をしていきませんか。当院では患者様のご都合に合わせて治療方法を選択できるように、治療コースをご用意しております。主治医と相談してご自身に合った方法で治療を開始していただけます。

神奈川県から薬物依存症の「依存症専門医療機関」 として選定されました

依存症専門医療機関とは、依存症に係る所定の研修を修了した医師等が配置され、依存症に特化した専門プログラムを行うなど、依存症に関する専門的な医療を提供できる医療機関として、当院が神奈川県から薬物依存症の専門医療機関・依存症治療拠点機関に選定されました。

本人が来たがらない場合

まずは対応を相談するためにご家族が受診してください。薬物依存症は家族とのコミュニケーション次第で問題行動は悪化も改善もします。本人との関係性が改善すれば治療に繋げる機会も増えるので今すぐご相談してください。