あなたのパートナー(妻、夫、彼女、彼氏)はあなたに対し、暴力的、支配的なコミュニケーションを強いていませんか。パートナーはそれをDVと認めないかもしれませんが、判断するのはあなた自身です。被害にあっていると感じながらも耐え忍ぶことは、愛ではありません。あなたが勇気をもってパートナーとの現在の関係性に終止符を打ち、新たな関係性を築くきっかけになりましょう。パートナーには変わるきっかけ、理由が必要なのかもしれません。
当院では、DV加害者が治療に消極的な場合はまずはご家族が相談にくることを勧めています。もしあなた自身がパートナーの変化のために何かしたいと思うのであれば、あなた自身の関わり方を変えることで変化する可能性はあります。

当院ではクラフトという依存症者本人と良いコミュニケーションを築くためのプログラムをご家族向けに行なっておりますが、これは依存症に限らず、DVのご家庭に対しても有効です。こちらにご参加いただくことも可能です。もちろん、一緒にいることを避けたいと思うのであれば無理に関わる必要はありません。距離を保って静かに見守ることもまた一つの関わり方といえます。

1、家族勉強会

毎週 月曜日 10:20~11:50
全5回で依存症とはどういう病気なのか、その特徴や推奨される家族の関わり方や持つべき考え方など、依存症の基本的な知識を学びます。

2、CRAFT(クラフト)

毎週 木曜日 13:35~15:05
全8回で本人との良好な関係性を築くための考え方や声のかけ方について、実践を通して具体的なコミュニケーションを学びます。