2021年6月
論文掲載
当院のスタッフが論文を研究誌に掲載しました
論文の要約はこちら
本研究では,窃盗行動を開始してから窃盗症の発症に至る過程における,認知的および行動的な変化の特徴を探索的に検討し,窃盗症の心理学的発症過程を明らかにするとともに,個人的利得を目的とした万引き犯との比較も行なうことで,その異同を明らかにすることを目的とした。窃盗症患者15名と,窃盗罪で逮捕された経験のある万引き経験者4名,他の依存症患者6名の計25名を対象に,半構造化面接を行ない,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)によって分析した。その結果,24の概念と5つのカテゴリーが生成され,窃盗症患者の心理学的移行過程として,行動の開始の段階,窃盗行動が拡大する行動頻度拡大の段階,窃盗行動への従事そのものから得られるメリットが物品獲得のメリットを上回る病的窃盗の段階,習慣化していつもの店で自動的に窃盗行動が引き起こされる窃盗の自動化の段階といった4期の質的に異なる段階を内包したモデルが作成され,窃盗からの脱却の段階も確認された。一方で,万引き経験者については,病的窃盗の段階には移行していないことが明らかにされた。このことから,窃盗症の発症においては,行動の開始から同一線上にある一連の過程を経ており,病的窃盗の段階から依存段階に入ると考えられる。
2020年12月
論文掲載
当院が研究に協力した、千葉大学環境健康フィールド科学センター自然セラピー研究室 宮崎良文 医学博士の論文が学術雑誌に掲載されました。ギャンブル依存症患者への自然療法の効果を実験的に検証した研究です。
論文タイトル:Relaxing Eect Induced by Forest Sound in Patients with Gambling Disorder
雑誌名:Sustainability 2020, 12, 5969
執筆者:Hiroko Ochiai., Chorong Song., Hyunju Jo 3., Masayuki Oishi., Michiko Imai., and Yoshifumi Miyazaki
雑誌名:Sustainability 2020, 12, 5969
執筆者:Hiroko Ochiai., Chorong Song., Hyunju Jo 3., Masayuki Oishi., Michiko Imai., and Yoshifumi Miyazaki
2019年12月
論文掲載
当院の職員、田中佑樹(臨床心理士)の論文が学術雑誌(行動科学)に掲載されました。ギャンブル障害の維持メカニズムの違いから状態像の分類を実証的に検討した研究です。
論文タイトル:ギャンブル障害における問題行動の維持メカニズムの差異に基づく状態像の分類――通院患者とコミュニティサンプルを対象とした重症度の連続性に基づく検討
雑誌名:行動科学(日本行動科学学会)第58巻第2号(pp.105-117)
執筆者:田中佑樹・野村和孝・嶋田洋徳・大石裕代・大石雅之
雑誌名:行動科学(日本行動科学学会)第58巻第2号(pp.105-117)
執筆者:田中佑樹・野村和孝・嶋田洋徳・大石裕代・大石雅之
2019年11月30日
論文掲載
当院の職員、浅見祐香(臨床心理士)の論文が国際学術雑誌(Comprehensive Psychiatry)に掲載されました。
学会名:Comprehensive Psychiatry, 96, in press
論文タイトル:Validity and reliability of the Japanese version of the kleptomania symptom assessment scale: A comparison between individuals with kleptomania and prisoners in Japan.
執筆者:Asami, Y., Nomura, K., Shimada, H., Ohishi, H., & Ohishi, M.
浅見祐香(臨床心理士)の論文が国際学術雑誌(Comprehensive Psychiatry)に掲載されました。クレプトマニア(窃盗症)の重症度を測定する質問紙である Kleptomania Symptom Assessment Scale(K-SAS)日本語版の開発を行った論文です。
論文タイトル:Validity and reliability of the Japanese version of the kleptomania symptom assessment scale: A comparison between individuals with kleptomania and prisoners in Japan.
執筆者:Asami, Y., Nomura, K., Shimada, H., Ohishi, H., & Ohishi, M.
浅見祐香(臨床心理士)の論文が国際学術雑誌(Comprehensive Psychiatry)に掲載されました。クレプトマニア(窃盗症)の重症度を測定する質問紙である Kleptomania Symptom Assessment Scale(K-SAS)日本語版の開発を行った論文です。
2019年9月14~15日
学会
日本デイケア学会 第24回年次大会札幌大会
院長、副院長が参加しました。副院長がデイケアプログラム実演発表の座長を務めました。医療法人社団健心会桑園病院の講師の先生方との写真です。
2019年7月14日
学会
横浜断酒新生会「結成50周年記念大会」
横浜断酒新生会「結成50周年記念大会」にて、院長の大石雅之が来賓の祝辞を述べさせていただきました。副院長の大石裕代、他スタッフ1名も参加致しました。全国各地から参加者が集まり、大変盛況でありました。今後の断酒会の益々のご発展をお祈りしております。写真は横浜断酒新生会会長の廣瀬氏、大和つくし断酒会中村ご夫妻と撮ったものです。場所:横浜市教育会館
2019年5月21日
書籍(執筆)
大石クリニックが監修した本が出版されます。
発行日:令和元年5月21日
書籍名:「ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました」
出版社:サンマーク出版
書籍名:「ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました」
出版社:サンマーク出版
2019年3月8日
講演
当院の大石雅之院長が「医療問題検討会」にて講演を行いました。
日時:平成31年3月8日(金)
2019年3月
書籍(執筆)
当院の院長・副院長・長縄医師が翻訳を担当執筆いたしました。
発行日:平成31年3月
書籍名:「あなたの飲酒をコントロールする」
効果が実証された「100か0」ではないアプローチ
ウィリアム・R・ミラー/リカルド・F・ミューノス 著/齋藤利和監訳/小松知己・大石雅之・大石裕代・長縄拓哉・長縄瑛子・斉藤里菜・根本健二訳
出版社:金剛出版
書籍名:「あなたの飲酒をコントロールする」
効果が実証された「100か0」ではないアプローチ
ウィリアム・R・ミラー/リカルド・F・ミューノス 著/齋藤利和監訳/小松知己・大石雅之・大石裕代・長縄拓哉・長縄瑛子・斉藤里菜・根本健二訳
出版社:金剛出版
2018年10月20日
書籍(執筆)
当院の大石雅之院長が「P182~買い物依存」の部分を担当執筆いたしました。
発行日:平成30年10月20日
書籍名:「現代社会の新しい依存症がわかる本」
出版社:日本医事新報社
書籍名:「現代社会の新しい依存症がわかる本」
出版社:日本医事新報社