ストーカー　体験談

彼とは、大学を卒業し社会人として働きはじめた会社で知り合いました。社会人になって、はじめての職場で彼は私の先輩にあたり仕事のことを１から１０まで丁寧に教えてくれました。彼のことで頭がいっぱいになり、いつも彼のことを目で追うようになりました。学生時代にもボーイフレンドがいたことはありますが、彼は私にとって運命のような存在でした。私から、彼に告白しました。彼は私の想いを受け止めてくれ、お付き合いがはじまりました。恋愛関係になって1年もたたずに、理由もなく突然別れをきりだされました。彼だけをみてきた私は、心や体が２つに切り裂かれるくらい苦しみました。苦しくて、苦して、彼との別れが納得できませんでした。

私の承諾もなく２人の関係を終わらせる彼に怒りさえ感じました。私は納得できないことを彼に伝えました。話あいの場も１度はもってくれましたが、その後、何度たのんでも２人では会ってくれなくなり。携帯はかえられ、連絡がとれなくなりました。当時、彼は、転勤のため仙台支社に移動になっていたので、私は仙台の職場まで会いにいきましたが居留守をつかわれました。それでも、仙台には通いつめました。会社のまえで彼を待ちました。声をかけたら、迷惑だといわれました。
だから、声もかけず待ち伏せをして、後をついていき彼の新しい住まいもつきとめました。毎週のように彼に手紙をおくりました、彼が以前美味しいといってくれた私の手作りのチーズケーキをなんども焼いて、仙台まで届けました。
当時の私は、彼中心の生活のため、会社をやめ、アルバイトでくいつないでいました。彼のためと思うと、毎週仙台に通うことは苦痛にはなりませんでした。彼は、部屋からでてきてくれることもなく、おいしいといってくれることもありませんでした。私には彼しかいないし、私のなかで2人の関係は終わっていないのに・・・・

彼は私からにげるかのように、マンションも引き払い、会社も退職しました。私は、彼の勤務先、住居をみつけだしました。彼は都内にもどってきていました。私は毎週のように、彼の住む町に足を運びました。あの日も同じように、彼のマンションの前で彼の帰りをまちました。

私の前に警官が2人立ちふさがりました。彼からは、被害届がだされていました。私は彼に会いたいだけだったのに、彼にとって私の行動は苦痛を与えるものだったのです。彼に近づくことは、禁じられました。

弁護士の方や家族に、病院への受診をすすめられました。私は、だた彼にあいたかっただけで病気ではない・・・とおもっていましたが警察にお世話になり、家族を心配させ、私自身も落ち込みました。このままではいけなんだろう・・・・という思いから病院受診をきめました。

通いはじめて、半年になります。自分の気持ちを言葉にすること、人に話をきいてもらうことからはじめて自分の気持ちが落ち着きはじめたような気がします。自分の人生を大切にできるように、継続していきたいと思っています。